見た目に驚き!実は食べられる「タマゴタケ」
森の中でひときわ目を引く、赤くて丸いキノコ。毒キノコかと思ってしまうような鮮やかな色をしていますが、これは「タマゴタケ」という食用キノコです。

タマゴタケは、白い卵のような球体から殻を破るようにして成長することから、その名前がつけられました。成長すると、赤い傘に黄色い柄という特徴的な姿になります。見た目は派手ですが、食用として知られており、日本でも一部地域で食べられています。
特にヨーロッパでは「皇帝のきのこ(Caesar's mushroom)」と呼ばれ、高級食材として扱われているそうです。香りや食感が良く、料理に使うと風味が引き立つと評判です。
ただし、タマゴタケに似た毒キノコも存在するため、野生のキノコを採取して食べる際は十分な注意が必要です。専門的な知識がない場合は、絶対に口にしないようにしましょう。
また、自然環境保護の観点から、施設内や保護区域での個人的な採集はご遠慮ください。
鮮やかな色とユニークな成長過程を持つタマゴタケ。森を歩く際には、ぜひ足元にも注目してみてください。

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植物大好き